中村俊輔42歳、ジーコ超え目指す!「最低でもFK1本」他、下平監督はトップ下を想定「もともとそこが彼のポジション」(カルチョまとめ)

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ジーコ超えへ「最低でもFK1本」。中村俊輔、42歳でのミッション。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200201-00842364-number-socc
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 どうしても“スーパースター”カズの存在に隠れがちだが、中村俊輔も忘れないでいただきたい。

 昨シーズンはジュビロ磐田から横浜FCに移籍してJ1復帰に貢献した。今シーズンはプロ24年目、そして6月には42歳を迎えることになる。

 J1所属の年長者ランクで言えば2月で53歳になるカズに次いで高齢。ジーコが持つ41歳3カ月12日のJ1最年長ゴールの記録を更新する可能性は、実は彼にもあるわけだ。

ジーコ超えの予感。
 ジーコ超えの予感がしている。

 それは2020年最初の取材で感じたことだ。

 1月6日、横浜F・マリノス時代の後輩である吉尾海夏(町田ゼルビア)やJFLの若手と一緒になって千葉県内のグラウンドで自主トレを始めていた。表情が明るいのも納得がいった。

 「痛いところはあるけど、付き合っていけるレベル」と、ケガへの懸念がだいぶ減っていたからだ。

 右足首を手術したのはリーグ戦がロシアワールドカップで中断期に入っていた2018年6月だった。軸足に比重の掛かる独特な蹴り方や強い踏み込みで、患部を酷使してきた。

 テーピングを巻くなどして痛みをごまかしてきたものの、思ったように踏み込みに力が入っていかなくなっていた。「右足関節前方インピンジメント症候群、滑膜炎」と診断を受け、メスを入れることを決断した。

 その後が大変だった。

 回復が遅れ、状態も1日1日で違った。良くなったかなと感じても、それが続くかというと難しい。

右足首に愛情を持って接した。
 「40歳になっても(右足首は)耐えてくれているんだから、大事にしてあげなきゃいけないし、感謝しなきゃいけない」と来る日も来る日も慎重な“チューニング”を続けた。

 右足首に愛情を持って接した。

 PRP療法や超音波治療など、ありとあらゆる治療を試した。もはや執念と言ってよかった。

 巻き返しを図ろうとした2019年シーズン。しかし先発機会は開幕戦の松本山雅戦(2月23日)のみで、以降は試合に出られない日々が続いた。

 下位からなかなか抜け出せないチームに貢献できないことは中村を苦しめたとはいえ、結果的には右足首を休ませることにもつながった。

ボランチで新境地を開く。
 横浜FCに移籍して、終盤戦に満を持して登場。ボランチで新境地を開くことができたのも、右足首の不安が小さくなっていったことと無関係ではなかったはずだ。

 今年1月の自主トレに同行したトレーナーの新盛淳司氏(新浦安しんもり整骨院入船院・院長)は中村の状態についてこう話してくれた。

 「去年までは『痛い』と言っていた動作をやってみても、今年は『痛くない』という反応でした。足首もそうですけど、コンディションも去年から継続的にいいので、本人も良いスタートが切れそうだという感触はあるんだと思います」

 新盛氏は中村のジュビロ磐田時代、パーソナルトレーナーとして右足首の外側にある「浅腓骨神経」と周囲の癒着を緩和させるなど、独自の理論で支えてきた。

 セルティック時代から中村の体を見ており、誰よりも把握している。その新盛氏が、今年の自主トレで「さすがだな」と思ったことがあったという。

「細いながらも筋力はかなりある」
 「中村選手は華奢に見えるので筋力がないと思われがち。でも私から言わせれば、細いながらも筋力はかなりあるほう。

 たとえば今回もロープを腰に巻いて僕を引くというトレーニングをやったんですが、JFLの若手よりスイスイと前に持っていける。

 引っ張る力ひとつ取っても、41歳になって落ちているとも思えない。それに筋肉が柔らかいし、股関節からひざや足首を連動させる動きは抜群。力むことなくスムーズな動きができるので、ああいったシュートが打てるんです」

 新盛氏が言う「ああいったシュート」とは、10月27日の東京ヴェルディ戦。

 中村はペナルティーエリアの外、約20mの距離から矢のようなミドルシュートを炸裂させた。強い筋力にプラスして股関節からのスムーズな連動が生み出した一発であった。

「最低でも1本はフリーキックを決めたい」
 自主トレ初日が終わった際、中村に2020年シーズンの目標を尋ねた。チームのことや求められるボランチ像をひとしきり語ったあと、ボソッとこう言った。

 「個人的なものであるとすれば、最低でも1本はフリーキックを決めたい」

 重みのある言葉だった。

 少なくとも2019年シーズンには聞いた記憶がない。軸足となる右足首がようやく回復してきて、思い描くフリーキックが打てるという感覚を持つことができているからこそだと感じる。

 自分で持参した自主トレグッズには野球のバットも入っていた。少年時代には野球もかじっていただけに、なるほどバットを振る姿もサマになっている。

なぜ、バットを?
 なぜ、バットを? 

 ブンと振り回してから中村は言った。

 「バッティングはキックするときの体の使い方と似ている。腰のひねりをうまく使いながらボールにパワーを伝えるというか。体の使い方の勉強になると思って、ちょっと試しているところ」

 きっとオフから「こんなことをやってみようかな」とずっと考えていたんだろうな、と思わせた。早くサッカーがしたいとウズウズしている感じが、観ているほうに伝わってくる。新盛氏も「本当にそうですよ」と笑って応じた。

 あれから3週間経って、宮崎・日南で行なわれている横浜FCの第2次キャンプをのぞいた。

 ゲーム形式のトレーニングでは中村のところから何本もいいパスが出ていた。ボランチ、トップ下をこなし、何よりも良く動いていた。練習後はケアで右足首にアイシングを巻いていたが、表情はすこぶるいい。

 Jリーグ開幕まであと3週間。中村俊輔にとって42歳のシーズンにはどんな光景が待っているのか。

 横浜FCがJ1に食らいついていくには“ジーコ超え”は必ず果たさなければならないミッション。「最低でも1本」、その準備は着々と進んでいる。

(「サムライブルーの原材料」二宮寿朗 = 文)

中村俊輔がトップ下 下平監督「もともとそこが彼のポジション」横浜FCが今季初実戦
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200201-00000095-dal-socc

「横浜FC春季キャンプ(1日・宮崎県日南市)

 宮崎県日南市で2次キャンプを張るJ1横浜FCは1日、JFLのテゲバジャーロ宮崎と40分×3本の形式で練習試合を行った。今季、13年ぶりのJ1を戦う横浜FCにとっては初の実戦。1本目の40分間、攻撃をつかさどるトップ下でプレーしたのはMF中村俊だった。周囲との連係面を確認するだけではなく、正確なキック、前線からの積極的な守備も披露。得点こそ奪えなかったが、武器であるセットプレーではチャンスも演出した。

 昨季途中に横浜FCに加入した中村は、チームの台所事情もあって主にボランチでプレー。だが、下平監督が「本来のポジションというか、もともとそこが彼のポジションですから」と語るように、今季はトップ下でのプレーが想定されているもようだ。

 百戦錬磨のレフティーが紡ぎ出す攻撃が、J1を戦い抜くカギとなりそうだ。

【中村俊輔】ていうか日南みかん1284
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